電子手形の割引について

電子手形が2009年11月からスタートします。

略して電手(でんて)とか電債(でんさい)と呼ばれます。
企業間の新たな支払い方法として紙の手形に替わるもので、管理コストの削減や印紙税の負担がなくなります。

最大の特徴は手形割引の際に、紙の商業手形ではできなかった「分割割引」ができるようになることです。
1円から分割できます。


従い、分割割引ができるようになると、手形の金額の満額を割り引く必要がなくなり、例えば半分の50万円だけ割り引くというような細かい資金繰りが可能になるというメリットがあります。
中小企業の経営者にとっては資金繰りをするうえでの朗報です。

以下が電子手形の割引の流れになります。

電子手形の発生
取引金融機関を通じて電子手形管理機関である「でんさいネット」の記録原簿に「発生記録」を通知します。これにより電子手形が発生します。
支払企業からあなたの口座に電子手形が発生した旨の通知があります。


電子手形割引
電子手形を割り引く業者に割引の依頼をします。
電子手形の内容(支払企業名、住所、決済口座、金額、期日、記録番号他)をメールやFAX、インターネットの申し込みページなどを通じて、割引の金融業者に問い合わせをします。

その際は前述の通り、手形の金額の満額である必要はありません。
必要な金額の割引依頼をします。


割引の実行
取引金融機関を通じて、でんさいネットの記録原簿に「譲渡記録」が実行されます。
具体的にはあなたの受け取った手形(全部もしくは一部)が、手形割引の業者に譲渡されます。

割引業者が譲渡を確認すると、割引手数料、金利などを差し引いた金額があなたの指定した銀行預金口座に振り込まれます。これは通常の融資と同じで電子決済された融資の仕組みです。


電子手形の支払
全部もしくは一部を譲渡した手形は、手形の支払期日になると通常通り振出企業の口座から引き落としされます。
半分を電子手形割引、半分をあなたが持っているとすると、決済された資金は相応にそれぞれの指定する預金口座に振り込まれます。面倒な手続きは一切ありません。